【実は益虫】家に出てくる小さい蜘蛛

暑くなってきて家の中に小さな虫をよく見るようになってきました。その中でも、たまに黒くて小さい蜘蛛を見ます。家の中で出てくる蜘蛛で益虫といえば、ゴキブリを食べてくれるアシダカ軍曹(アシダカグモ)が有名です。いつも、殺虫スプレーをかけたり、外に弾き飛ばしたりしていましたが、この黒くて小さい蜘蛛は何か役立つ蜘蛛なのかな?と思い調べてみました。

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なんていう蜘蛛?

kumo

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正式名称はアダンソンハエトリといってハエトリグモの1種です。毒性はありません。体長はオスが5~7ミリ、メスが6~9ミリになります。比較的小型、ジャンプが得意で歩きながら餌を探す徘徊性の蜘蛛になります。

益虫?害虫?

益虫と呼ばれることが多いそうです。理由は以下になります。

虫を食べてくれる

小バエや蛾、ダニやゴキブリなど虫を餌としているので、家の中にいる虫を食べてくれます。動画を検索すると分かるのですが、とても素早い動きで虫を捕獲してくれます。蜘蛛自体も不快感を与える姿でありますが、不快な虫たちを食べてくれるというのはありがたいですね。餌を食べなければ当然死んでしまいますので、この蜘蛛が家に出てきたということは、家のどこかに餌となる虫が隠れているということですね・・・

家をパトロールしてくれる

アダンソンハエトリは徘徊性の蜘蛛になります。この蜘蛛を見かけるときってどんなときか覚えていますか?見かけるのは床や壁を歩いている姿だと思います。巣を張るときは産卵の時や休む時で、基本的には餌を求めて家中を徘徊しています。なので人間が気が付かない場所にいる虫を狩ってくれる優秀なハンターなのです。

余談 昼の蜘蛛は殺せ、夜の蜘蛛は殺すなってどういうこと?

子供のころから、「昼の蜘蛛は殺しちゃだめ、夜の蜘蛛は殺してもいい」なんていわれてきました。いい機会なので理由を調べてみました。

1.朝の蜘蛛は福が来る、夜の蜘蛛は盗人が来る

朝の蜘蛛は福を持ってくるので殺してはいけない、夜の蜘蛛は泥棒が来る前触れなので殺しなさいという古くからの迷信。

2.益虫説・害虫説

朝の蜘蛛は害虫を捕食してくれるので殺してはいけない、夜の蜘蛛は巣を張る害虫なので殺した方が良い。

などなど、いろいろな説があり、どれが本物かはわかりませんでしたが、昔から昼は何か良いことをしてくれる、夜は悪いことをすると信じられていたのですね。

まとめ

今までは見つけたら即退治していましたが、とても役に立つ蜘蛛ということが分かりました。しかし、どんなに人間に良いことをもたらすとしても、蜘蛛の見た目はなかなか受け入れがたいです。私はまだ蜘蛛と一緒に過ごすのは受け入れられないので、アダンソンちゃんを見つけたら退治するのではなく、新聞紙などに乗っけて外に放り出すようにしようと思います。

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